【圧勝】ダート長距離レースを圧勝した馬の一覧。圧勝した馬の数は?

1ハロン12.9秒と1ハロン13.0秒との違い……

ダート長距離戦(2400m以上)では時々圧勝劇を見ることができます。

私の感覚では、他のコースと比べて大差勝ちのレース割合は多いように感じています。

「圧勝するということは実力差があるってことだから、当てるのが簡単なのではないか」と

思われた方も多いかもしれません。

でも、思い起こすと圧勝している馬って1番人気の馬ではない気がするんですよね……

実際に調べてみました。

ダート長距離戦において、1着馬が5馬身以上つけて圧勝するレースの割合は?

2015年から2024年までの10年間で、ダート長距離は204レース開催されましたが、そのうち勝ち馬が5馬身以上の着差をつけて勝利したレースが27レースありました。

約13%で実に8レースに1レースは圧勝劇が起きていることになります。

圧勝した馬の人気とオッズは?

圧勝した27頭のうち1番人気の馬はわずか7頭だけでした。

2番人気が6頭、3番人気が7頭となっていました。

単勝1倍台だった馬はメイプルリッジのただ1頭で、レース前の時点で多くの人に勝つだろうと思われていた馬はほとんどいなかったことになります。

圧勝した馬に敬意を払い、2015年から2024年までにダート長距離で5馬身以上の着差をつけて勝利した全27頭を整理しました。

日付コースクラス馬名着差人気順ッズ
2020.7.5函館ダ24001勝Cヒロイックテイル10馬身以上3.9倍
2022.8.14札幌ダ2400未勝利ウインアラジン10馬身以上4.9倍
2021.3.21中山ダ24002勝Cハンメルフェスト10馬身2.3倍
2022.7.2函館ダ24001勝Cヤマノマタカ10馬身5.6倍
2022.12.11中山ダ25001勝Cトクシースタローン10馬身3.7倍
2024.11.9福島ダ24001勝Cユアフラッシュ10馬身5.3倍
2016.12.17中山ダ25001勝Cバイオンディップス9馬身2.6倍
2020.10.17新潟ダ25001勝Cウインダークローズ9馬身6.3倍
2021.9.18中山ダ24002勝Cホウオウエーデル9馬身33.9倍
2017.1.7中山ダ24002勝Cボルドネス8馬身5.8倍
2021.9.19中山ダ24001勝Cダノンラスター8馬身3.2倍
2022.9.17中山ダ24002勝Cトモジャリア8馬身5.1倍
2024.3.17中山ダ24002勝Cヨリノサファイヤ8馬身12.9倍
2017.10.28新潟ダ25001勝Cハッスルバッスル7馬身2.4倍
2023.11.4福島ダ24001勝Cペイシャモノノフ7馬身6.5倍
2024.6.22函館ダ2400未勝利ダンツドール7馬身5.6倍
2024.7.13函館ダ2400未勝利タケルゴールド7馬身5.9倍
2016.8.6札幌ダ24001勝Cフレンドミラクル6馬身4.2倍
2018.3.4小倉ダ24001勝Cリキサンダイオー6馬身7.3倍
2020.1.18中山ダ24001勝Cフラテルニテ6馬身6.6倍
2016.10.29新潟ダ25001勝Cキングルアウ5馬身5.9倍
2017.8.19札幌ダ24001勝Cスズカロング5馬身2.2倍
2020.1.13中山ダ24002勝Cテトラルキア5馬身2.6倍
2020.11.15福島ダ24001勝Cメイショウオオタカ5馬身5.6倍
2022.2.6小倉ダ24001勝Cディクテオン5馬身3.1倍
2022.11.5福島ダ24001勝Cリヴェット5馬身27.3倍
2022.12.17中山ダ24002勝Cメイプルリッジ5馬身1.5倍
日付コースクラス馬名着差人気順オッズ
2020.7.5函館ダ24001勝Cヒロイックテイル10馬身以上3.9倍
2022.8.14札幌ダ2400未勝利ウインアラジン10馬身以上4.9倍
2021.3.21中山ダ24002勝Cハンメルフェスト10馬身2.3倍
2022.7.2函館ダ24001勝Cヤマノマタカ10馬身5.6倍
2022.12.11中山ダ25001勝Cトクシースタローン10馬身3.7倍
2024.11.9福島ダ24001勝Cユアフラッシュ10馬身5.3倍
2016.12.17中山ダ25001勝Cバイオンディップス9馬身2.6倍
2020.10.17新潟ダ25001勝Cウインダークローズ9馬身6.3倍
2021.9.18中山ダ24002勝Cホウオウエーデル9馬身33.9倍
2017.1.7中山ダ24002勝Cボルドネス8馬身5.8倍
2021.9.19中山ダ24001勝Cダノンラスター8馬身3.2倍
2022.9.17中山ダ24002勝Cトモジャリア8馬身5.1倍
2024.3.17中山ダ24002勝Cヨリノサファイヤ8馬身12.9倍
2017.10.28新潟ダ25001勝Cハッスルバッスル7馬身2.4倍
2023.11.4福島ダ24001勝Cペイシャモノノフ7馬身6.5倍
2024.6.22函館ダ2400未勝利ダンツドール7馬身5.6倍
2024.7.13函館ダ2400未勝利タケルゴールド7馬身5.9倍
2016.8.6札幌ダ24001勝Cフレンドミラクル6馬身4.2倍
2018.3.4小倉ダ24001勝Cリキサンダイオー6馬身7.3倍
2020.1.18中山ダ24001勝Cフラテルニテ6馬身6.6倍
2016.10.29新潟ダ25001勝Cキングルアウ5馬身5.9倍
2017.8.19札幌ダ24001勝Cスズカロング5馬身2.2倍
2020.1.13中山ダ24002勝Cテトラルキア5馬身2.6倍
2020.11.15福島ダ24001勝Cメイショウオオタカ5馬身5.6倍
2022.2.6小倉ダ24001勝Cディクテオン5馬身3.1倍
2022.11.5福島ダ24001勝Cリヴェット5馬身27.3倍
2022.12.17中山ダ24002勝Cメイプルリッジ5馬身1.5倍

なぜ、ダート長距離では圧勝する馬が出てくるのでしょうか?

私の中での結論は「体調のよさ」です。

ダート長距離レースの場合は、200mを13.0秒で走るペースが基準となります。

このペースで走り続ければ、2400mで2分36秒となり、ダート2400mの走破時計として標準的なタイムとなります。

仮に200mを12.9秒のペースで走り続けられたとするとどうでしょうか。

全体で1.2秒縮まることになり、7馬身程度の大きな差になります。

13.0秒と12.9秒の違いって皆さんわかりますかね?

「50mを13秒のペースで走り続けてください」と「50mを12.9秒のペースで走り続けてください」の違い。

時計を見ながら走っても難しいのではないでしょうか。

まして時計を見ずに走ってその違いがわかるでしょうか?

200mあたり13.0秒と12.9秒の違いは、一部の騎手を除いた多くの騎手にとっては気づけないくらいの差だと考えています。(もし違ったら、騎手の皆様ごめんなさい)

まして馬はペースの違いを感じられないのではないでしょうか?

馬「今日は体調がよかったみたいで、いつもより0.1秒ずつ気づかないうちに速く走ってたみたいやわ~」

が圧勝劇の真相と私は予想しています。

具体的に挙げると、ヤマノマタカとかユアフラッシュとかは特にそんなイメージですね。

何度もダート長距離を走っていて平凡な内容だったのに、圧勝した時だけ非常に素晴らしいタイムで走破しているという……

そして、こうして圧勝した馬の次走の成績はというと……

やはりその瞬間だけ調子が良かったのかなと思わざるを得ない成績なんですよね。

それについては次回のこの記事で!

混戦のゴール前も良いですが、残り200mで勝利を確信するような圧勝劇も良いですよね。

その馬の馬券を持っていない場合は盛り上がりに欠けますが……

圧勝馬の馬券を持っていないことがないよう予想の腕を上げていきましょう!

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